会長就任 挨拶保 坂 公 雄 |
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第73回定時総会において、委員の皆様からご承認いただきました、保坂公雄です。 田中会長様には、コロナ禍、アフターコロナの中、会長として人権擁護委員活動にご尽力いただき、大変ご苦労様でした。 これまでの県連の活動を引き継ぎ、頑張る所存ですので、引き続き、顧問として、経験豊かな人権擁護委員として、ご指導をよろしくお願いします。
私は、平成28年(2016年)4月に委嘱を受け、人権擁護委員歴9年目に入りました。甲府グループ所属です。 田中会長の下で、県連事務局長、県連副会長、甲府協議会会長をさせていただきました。 今年度、県連の会長を務めさせていただきます。
会長に就任するにあたり、人権について、改めて考えてみました。 人権の大切さは、歴史が語ってくれます。 今、私たちが享受している人権は、長い人類の歴史の中で、多くの人の犠牲のもとでようやく獲得できた権利です。 世界では、未だに人権が認められない地域、人々が、多数あり、獲得するために戦っています。 ここにいる私たちのほとんどは、生まれた時から人権が保障されて、生活してきました。 人権を獲得するために戦うというようなことはなかったのです。 しかし、この人権は非常にもろく、気を許すとすぐに侵害され、奪われてしまいかねないものです。常に、人権を守る活動が必要です。 私たち人権擁護委員は、その役目を負っているという自覚が必要です。
私たちは、今日、決議を行いましたが、決議で示された内容を常に意識し、目標に向かって努力しなければいけません。 最後の部分に、「人権擁護委員自ら研鑽を重ね、人権感覚を磨き」とあります。 最近では、アンコンシャスバイアスと言う、無意識の偏見あるいは思い込みという言葉もあります。 昨年の中学生人権作文コンテストの甲府地方法務局長賞の、「「関係ない」は怖いこと」もアンコンシャスバイアスの一つではないかと、思っています。 祖父のC型肝炎に正しい知識を持っていれば、もっと祖父との楽しい生活が送れたかと思いました。
私は、会長に就任する立場で、決議を聞き、常に、人権感覚を磨くという、意識と努力が必要だと深く、強く思いました。 人権が守られる社会を維持できるよう、力を合わせて頑張りましょう。 ぜひ、委員の皆様のご協力をお願いします。
私たち人権擁護委員の活動は非常に重要で、価値のあるものですが、ただ、負担が大きいのも現実です。一期で辞められる委員さんがいるのも事実です。 特に事務局の方々、協議会長、グループ長、委員会委員長を始めとする責任者の方々など、大変な負担をされています。委員の皆様もその活動が多岐にわたり、負担も多いことと存じます。日頃の人権擁護活動に感謝するとともに、敬意を表したいと思いますが、負担に見合う何かを得られればと思っています。 楽しく、やりがいのある人権擁護委員活動を目指して、頑張りたいと思います。 6人の副会長と事務局の方々と一緒に県連の運営・かじ取りをさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
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